起業したい人必見!飲食店を開業するまでの9つのステップ

この記事では、飲食店を開業する前にやっておくべきことをいくつか紹介していきます。

  1. コンセプトを考える

メニューの献立から接客マナーにいたるまで、お店のコンセプトはすべてにおいて一貫したものでなければなりません。店名、看板、内装など、自分のアイデアを思いっきり表現しましょう。

  1. 経営戦略を立てる

経営者としてのあなたの行動の要は、企業戦略として打ち出されるべきものです。エグゼクティブサマリー、起業概要、業界分析、地域分析、ターゲット市場分析、食品安全計画、サンプルメニュー、マーケティング企画、財務計画などを盛り込んだ、経営戦略を立てましょう。

  1. 資金調達方法を検討する

飲食店の資金調達方法を選択する際には、運営費だけでなく、立ち上げにかかる費用も考慮しましょう。投資家を雇う方法から、中小企業の融資を受ける方法まで、資金調達にはいくつかの選択肢があります。予測されるキャッシュフローをより良く把握するために、まずは損益分岐点を決定し、財務分析を行ってください。

  1. 営業に必要なライセンスや許可を取得する

ビジネスを始める際に必要な基本的な営業許可はもちろんのこと、飲食店を経営する場合には、酒類販売免許から食品取扱者免許まで、各自治体によって異なるライセンスが追加で必要になります。食品の安全性に関するルールについて下調べをし、遵守しなければならない要件を事前にリストアップしておきましょう。

  1. 会社を登録する

納税する際に必要な法人番号を取得するため、会社を登録する、つまり法人の設立登記をする必要があります。また、他の人に真似されて自身の成功から利益を盗み取られるのを防ぐために、店名を商標登録することも検討しましょう。

  1. 最適な立地を選ぶ

飲食店の立地は、そのお店が成功するか失敗するかを大きく左右します。一般的に、商業施設を選ぶ際には、「視認性」と「人通りの多さ」という2点が重要なポイントになります。また、店内のフロアプランに合うかどうか、広さや内部の間取りも考慮する必要があるでしょう。

  1. 飲食店の設備を購入する

飲食店の設備は高価なものが多いので、購入やリースの際は、慎重に考えてから選ぶようにしましょう。調理器具からダイニングエリアの装飾まで、メニューに基づいて「絶対に必要なもの」と「できれば必要なもの」とに分けて、リストアップしてください。大変高額な設備については、中古品を購入することで、経費を節約できるかもしれません。予算や財務状況をもとに、賢く判断しましょう。

  1. 適切なスタッフを雇う

フロントと裏方をそれぞれ効率的に運営するために、何人の従業員が必要かをメモしておきましょう。その後、採用プロセスを開始します。採用プロセスを進めている間は、従業員の給与計算を自分で行うか、給与計算ソフトウェアを利用するかどうかを検討しましょう。

ただ、レストランスタッフの給与計算は、特に自治体によって最低賃金や就業規則が異なるので、かなり複雑になる可能性があることだけは覚えておいてください。

  1. メニューを作る

飲食店の基礎となるのはフードメニューであり、開業したいと決めた際の当初のアイデアやコンセプトを反映したものであるべきです。一方、メニューはまた、新しい顧客を呼び込み、お店の良さを知ってもらうことができるかもしれないマーケティングの手法ともなりえます。ですので、説明文は簡潔でありながらも、ターゲット層にとって魅力的に見える内容であるべきです。